2008-05-16(Fri)
いざ高知 4
スレッドテーマ:移住
モモコ
タムラくんは前を向いてこわい顔で黙り込んだ。
「なによ、ほんまのこと言われたら無視すんの?」
あたしは焦っていた。
タムラくんのそんな表情、今まで見たことがなかった。
ほんとはそんなイヤミなこと言いたくなかったけど、口から出るのは、そういう言葉ばかりだった。
「ちょっと、なんか言うたらどうなん?
わざわざ高知まで行くのって、けっこうあたしだって大変な覚悟してんねんで。
だいたい、相手の両親に会うのってただでさえ緊張することやん。
なのに、肝心の相手がこんな状態じゃ、あたしどんな顔して会うたらええわけ?」
あたしは必死で話しかける。
タムラくんは黙ったままだ。
「そもそも、結婚したいって言い出したん、タムラくんやん。
なのに、その態度はないんちゃう?
あ〜あ、先が思いやられる。」
あたしはため息をついて窓の外を眺めた。
二人とも無言のまま、しばらくが過ぎた。
車は徐々に流れ出す。
明石大橋をとおって、淡路島に入る。
普段なら大好きなこの橋からの光景。
前の車では、子供が身を乗り出すように眺めている。
あたし、いつのまに大人になったんやろ?
なんか、まだ自分をコントロールできへん子供のまんまや。
腹立たしいこの思いは、タムラくんへのものなのか、自分自身へのものなのか、あるいは渋滞からくるものなのか、よくわからなかった。
ただ、いままですごく近くで安心できるひとに思えたタムラくんが、急にひとまわり大きなこわい男に思えてきた。
あ〜あ、いややな。
そう思っていると、タムラくんは車をサービスエリアでとめた。
タムラくんは前を向いてこわい顔で黙り込んだ。
「なによ、ほんまのこと言われたら無視すんの?」
あたしは焦っていた。
タムラくんのそんな表情、今まで見たことがなかった。
ほんとはそんなイヤミなこと言いたくなかったけど、口から出るのは、そういう言葉ばかりだった。
「ちょっと、なんか言うたらどうなん?
わざわざ高知まで行くのって、けっこうあたしだって大変な覚悟してんねんで。
だいたい、相手の両親に会うのってただでさえ緊張することやん。
なのに、肝心の相手がこんな状態じゃ、あたしどんな顔して会うたらええわけ?」
あたしは必死で話しかける。
タムラくんは黙ったままだ。
「そもそも、結婚したいって言い出したん、タムラくんやん。
なのに、その態度はないんちゃう?
あ〜あ、先が思いやられる。」
あたしはため息をついて窓の外を眺めた。
二人とも無言のまま、しばらくが過ぎた。
車は徐々に流れ出す。
明石大橋をとおって、淡路島に入る。
普段なら大好きなこの橋からの光景。
前の車では、子供が身を乗り出すように眺めている。
あたし、いつのまに大人になったんやろ?
なんか、まだ自分をコントロールできへん子供のまんまや。
腹立たしいこの思いは、タムラくんへのものなのか、自分自身へのものなのか、あるいは渋滞からくるものなのか、よくわからなかった。
ただ、いままですごく近くで安心できるひとに思えたタムラくんが、急にひとまわり大きなこわい男に思えてきた。
あ〜あ、いややな。
そう思っていると、タムラくんは車をサービスエリアでとめた。
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