2008-05-19(Mon)
いざ高知 5
スレッドテーマ:移住
モモコ
タムラくんは深呼吸ひとつしてから言った。
「悪いのはオレばっかり?」
タムラくんはちょっとさみしそうな顔して聞いた。
「え・・・?」
あたしは、ちょっと面食らった。
もっとぎゃあぎゃあと子供っぽく怒ると思っていた。
もっとも、それはもう十分あたしがやってることだったけど。
「モモコは自分に責任がないと思ってるんやろ?」
タムラくんはちょっと窓の外に目をやって聞く。
「責任って?別にあたしだって、この渋滞の責任、タムラくんにあるとおもってないけど。
でも、あたしに文句言わんでもええやん。
なんか、せっかくあたし高知まで行くのに、気分台無しやもん。」
あたしは、この期に及んでまだタムラくんを責めていた。
でも、タムラくんの切羽詰った余裕のない寂しそうな顔を見てると、なんだかイライラしてくる。
「なんか、いつまでたっても、お姫様やな、あんた。」
タムラくんは前を向いて座りなおした。
「ちょっと、どういう意味よ、それ?あたし、いつそんなお姫様みたいやった?」
あたしはきつい口調で詰め寄った。
「いつもやで。モモコ、高知にわざわざ行ったげるわ、と思ってるやろ?
オレの両親のことも、田舎もんやとバカにしてるやろ?
オレのことだって。モモコはオレと結婚したるわ、って思ってるんやろ?
ああ、なんか言うてて腹立ってくる。
オレはいっつもモモコの言いいなりが当たり前で、モモコの楽しいことしてあげるんが当たり前で、
モモコの愚痴聞くサンドバッグで・・・。」
タムラくんはいいながら涙を流し始めた。
「ちょっと、泣かんといてよ、みっともない。」
「みっともない?」
「そうよ、男のクセに。」
「男のクセに言うんやったら、オレもいわせてもらうわ。
モモコ、女のくせに偉そうに命令ばっかりや。」
タムラくんは鼻水までたらしていた。
結局。
あたしたちは高知に行かずに引き返した。
結婚は振り出しにもどった。
タムラくんは深呼吸ひとつしてから言った。
「悪いのはオレばっかり?」
タムラくんはちょっとさみしそうな顔して聞いた。
「え・・・?」
あたしは、ちょっと面食らった。
もっとぎゃあぎゃあと子供っぽく怒ると思っていた。
もっとも、それはもう十分あたしがやってることだったけど。
「モモコは自分に責任がないと思ってるんやろ?」
タムラくんはちょっと窓の外に目をやって聞く。
「責任って?別にあたしだって、この渋滞の責任、タムラくんにあるとおもってないけど。
でも、あたしに文句言わんでもええやん。
なんか、せっかくあたし高知まで行くのに、気分台無しやもん。」
あたしは、この期に及んでまだタムラくんを責めていた。
でも、タムラくんの切羽詰った余裕のない寂しそうな顔を見てると、なんだかイライラしてくる。
「なんか、いつまでたっても、お姫様やな、あんた。」
タムラくんは前を向いて座りなおした。
「ちょっと、どういう意味よ、それ?あたし、いつそんなお姫様みたいやった?」
あたしはきつい口調で詰め寄った。
「いつもやで。モモコ、高知にわざわざ行ったげるわ、と思ってるやろ?
オレの両親のことも、田舎もんやとバカにしてるやろ?
オレのことだって。モモコはオレと結婚したるわ、って思ってるんやろ?
ああ、なんか言うてて腹立ってくる。
オレはいっつもモモコの言いいなりが当たり前で、モモコの楽しいことしてあげるんが当たり前で、
モモコの愚痴聞くサンドバッグで・・・。」
タムラくんはいいながら涙を流し始めた。
「ちょっと、泣かんといてよ、みっともない。」
「みっともない?」
「そうよ、男のクセに。」
「男のクセに言うんやったら、オレもいわせてもらうわ。
モモコ、女のくせに偉そうに命令ばっかりや。」
タムラくんは鼻水までたらしていた。
結局。
あたしたちは高知に行かずに引き返した。
結婚は振り出しにもどった。
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