2008-07-17(Thu)
実家 1
スレッドテーマ:移住
マルコ
お父ちゃんに肺がんが見つかった。
わたしたちは急きょ実家に向かう。
お父ちゃんは家にいた。
妹とその子、そしてやつれて見えるお母ちゃんが出迎えてくれた。
今のところ、病状は安定してはいるもののお母ちゃんは気になることを言った。
「さいきんちょっと、こっちのほうが・・。」
と言って言葉をにごす。
「こっちって、ひょっとして物忘れとか、そういう・・・?」
わたしもことばを濁す。
聞けば、最近お父ちゃんは物忘れがひどくなったらしい。
そのために一度全部の検査をしてもらおうということになってガンが見つかったのだ。
当然お父ちゃんは自分の病気を知らない。
だからわたしたちが訪ねて行っても、単なる里帰りとしか思っていないようだった。
「お医者さんはなんて?」
わたしはとなりの部屋にいるお父ちゃんに気付かれないように聞く。
「頭のほう?」
お母ちゃんが声を落として聞く。
「まあ、両方。」
「頭のほうは薬でちょっとおさえられるらしい。
こっちのほうは・・。」
お母ちゃんは声を詰まらせる。
「早かったら、半年かもしれんって・・・。」
お父ちゃんに肺がんが見つかった。
わたしたちは急きょ実家に向かう。
お父ちゃんは家にいた。
妹とその子、そしてやつれて見えるお母ちゃんが出迎えてくれた。
今のところ、病状は安定してはいるもののお母ちゃんは気になることを言った。
「さいきんちょっと、こっちのほうが・・。」
と言って言葉をにごす。
「こっちって、ひょっとして物忘れとか、そういう・・・?」
わたしもことばを濁す。
聞けば、最近お父ちゃんは物忘れがひどくなったらしい。
そのために一度全部の検査をしてもらおうということになってガンが見つかったのだ。
当然お父ちゃんは自分の病気を知らない。
だからわたしたちが訪ねて行っても、単なる里帰りとしか思っていないようだった。
「お医者さんはなんて?」
わたしはとなりの部屋にいるお父ちゃんに気付かれないように聞く。
「頭のほう?」
お母ちゃんが声を落として聞く。
「まあ、両方。」
「頭のほうは薬でちょっとおさえられるらしい。
こっちのほうは・・。」
お母ちゃんは声を詰まらせる。
「早かったら、半年かもしれんって・・・。」
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